自律神経を整えるとは?パート3(食事編)

7月に入り、梅雨明けからの夏本番が私たちの体に影響を与えている頃でしょう。

今回は、夏の食事に注目した、自律神経のおはなしです。

最近の(とくに田舎の)ごはんでよく食卓に並ぶ食材は、トマト・きゅうり・ナス・じゃがいも・かぼちゃではないでしょうか?

ちなみに、私の家では今月から毎日食卓を↑これらの食材が陣取っています(笑)

ずばり、夏野菜!!おいしいですし、大好きです。

旬のものを食べることは、とても良いことです。夏野菜の特徴は「体の熱を下げる」暑さ対策に対して、良い働きをしてくれます。

しかし、現代人にとって、100%良い方向に働くとは限りらない場合があります。

皆さんは、陰陽説という言葉をご存じでしょうか?

中国で生まれた思想ですが、簡単にいうと、

「世の中のすべてのことは陰・陽の対立したものでできている」という考え方です。

例えば、

陰となるもの→女性・地・夜・冷・月・静・内・冬・・・・

陽となるもの→男性・天・朝・温・太陽・動・外・夏・・・・

というように、対立関係にある2つに分けられるという考えで、この陰陽がバランスよくあることがとても重要です。

ここで、食事との関係は、食品にも陰と陽があるということです。

夏野菜のほとんどが、陰の食べ物で体を冷やす効果が高いことがわかります。

ちなみに、女性は陰に分類されるため、「女性の体は冷えやすい」という特徴があります。そして、昔と違い、エアコンなどの空調が効いた部屋で、肉体労働のない生活が多い人にとって、夏野菜の食べすぎは、体をギンギンに冷やしすぎる食品になってしまいます。

夏の暑さはこれからどんどん厳しくなり、よりエアコンを使う機会が増え、家や職場で動かない日が多くなると考えると、夏野菜の食べすぎは、より体を冷やし、足は冷たく、むくみ、だるさや自律神経の乱れなどにつながっていきます。

昔の言葉で「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉があります。

これは、ナスはおいしいから、憎い嫁に食べさせるものか!

というお姑さんの意地悪だけではありません(笑)

ナスは、体を冷やしやすため、子供を産む前の女性が食べすぎると子宮を冷やし、子供ができにくくなったり、出産に悪影響がでてはいけないという意味もあるのです。

さて、ここまで聞いて、じゃあ夏野菜食べれないじゃん!とはならないでくださいね。食べすぎが良くないだけで、野菜には栄養が豊富にあるため、量や食べ方だけ気を付ければ、夏を乗り越えるアイテムとしては、最高ですのでバランスを意識してください。

次回は、夏野菜の食べ方や、夏に食べるとよいものを紹介します。

こうご期待!!